《短編》想い人〜叶わぬ想い〜
ごめんなさい…

俯いていたあたしの体がフワリと抱きしめられた。


「大丈夫?痛かったよね…。ごめんね……。」


どうして?

謝らなくちゃいけないのはあたしじゃないの?


でも声がでない。

声を出すと瞳から溢れてしまいそうで…


だからあたしは首を横に振る事しか出来なかった。




でも、ギュッと抱きしめてくれてる腕の温もりに、いつの間にか我慢してるものが溢れてた。

一度溢れたものはすぐには止められなかった。



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