あいつの青春
「蹴飛ばすぞ。」
「それもヤダ♪」
翔汰は俺をキツく睨みながら部屋を出て行く。
俺もそのあとに続く。
「あ、若!ヒロさん!
おはようございます!」
下におりると洸さんが朝ご飯の準備をしていた。
「こぉーさん♪
んー!可愛い可愛い可愛い♪」
「ひ、ヒロさっ―…
やめ、て…くだ…さ…」
俺は洸さんに抱きついて頭を撫で回した。
「だって…翔汰がぁ…
頭撫でさせてくれないんだよ?!…ちょっとくすぐっただけなのに…」
「だってじゃねぇ!!
なんで、お前に頭撫でられなくちゃなんねーんだよ!」