あいつの青春


「蹴飛ばすぞ。」


「それもヤダ♪」



翔汰は俺をキツく睨みながら部屋を出て行く。

俺もそのあとに続く。





「あ、若!ヒロさん!
おはようございます!」


下におりると洸さんが朝ご飯の準備をしていた。


「こぉーさん♪

んー!可愛い可愛い可愛い♪」



「ひ、ヒロさっ―…

やめ、て…くだ…さ…」


俺は洸さんに抱きついて頭を撫で回した。




「だって…翔汰がぁ…

頭撫でさせてくれないんだよ?!…ちょっとくすぐっただけなのに…」



「だってじゃねぇ!!

なんで、お前に頭撫でられなくちゃなんねーんだよ!」











< 75 / 127 >

この作品をシェア

pagetop