暴れる帝姫

それからが、ひどかった

葬式が終わり、父親は何も話さないままだったが

表情を無くした彼女は、彼だけは景吾だけは

話しかけてくれるものだと信じていた

そう思い景吾のもとにかけていった

だが景吾の話した言葉は、残酷なものだった

「近づくなブスが　てめえなんか生きてる人間じゃねぇ
死ねよ　もう２度と近づくな　おまえといたら穢れる」

目の前が真っ暗になった

前にゆってくれた言葉はうそだったの？

好きだ　愛してるとゆってくれたことも

景吾を好きになるんじゃなかった

景吾を信じなきゃよかった

人間なんて信じない

それは、硬い決意だった



さらに、それから父親には

「おまえが買い物に行くといわなければ、おまえが生まれなければあいつは死なずにずんだのに」

彼女は、９年間虐待を受け続けた

監禁　食事抜き　手術なんて何回受けたか分からない

景吾たち家族には、関係をたたれた


そして、年々会社は倒産においこまれていった

ついに倒産しかけて、父親は自殺した

虐待から開放されたが、彼女には

倒産寸前の会社　大量の借金があった

彼女が１２歳のときである

その時彼女はある決意をしていた

それは、怪我の治療で病院にいったときのこと

「なにかあったんですか」

「実は、君の命は残り少ない。１８歳までしか生きられないだろう」

ショックだった　今まで不幸つづきだった私に

神様はどこまで、おいうちをかけるのだろう



時間がないのなら、したいことは何だろう

彼女は考えた

彼に　景吾に一目あいたい　そう思った

だったら会社を建て直すことからはじめて

死ぬ前にあいにいこう

そう決めた