微かな香り






「…何!?」




『へ!?』




「ずっとこっち見よーるから」




どうやら私は高杉に見惚れていたらしい。




『そんなことない…』




「ふ~ん」




とか言いながらニヤけてる高杉。




むかつくから、近くの窓を開けて煙草を吸って自分を落ち着かせた。



私が高杉に見惚れるとか自分自身が可笑しくなったのかもしれない。






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