君と恋に落ちて
プロローグ



「あんた、私に何処まで恥かかすん!?」


ドンッ

鈍い音ともに額から流れた生温かい液体…。

ふと触ると血だということが分かった。


「ごめ…ごめんなさい…」

「あんたのせいでまた男に逃げられたやん!!」


金切り声を上げて私の目の前に居る女の人……私の母親は私を睨みつけている。


「あんたなんか生まなきゃ良かったよ!」


そう言って母親は部屋を出て行った。


< 1 / 52 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop