君と恋に落ちて
ファンファン…
しばらくすると、遠くの方からパトカーのサイレンが聞こえてきた。
「誰、か…通報したんかな…」
遠のく意識の中、ふと私はつぶやいた。
段々大きくなったサイレン音は最大級の大きさになったところで鳴り止んだ。
やはり、私の家に来たんだ。
ピンポーン
数分もしない内に私の家のインターホンが鳴った。
「村松さーん?警察ですー。出てきてください!」
私はよろけながらも立ち上がり、玄関に向かった。