初恋の行方〜謎の転校生〜
彼の寝室
私は家に帰ると、自分の部屋に直行し、ベッドに俯せに寝転がった。


柏木君と別れてから、ずっと私の心にあるのは、羞恥と自己嫌悪。たぶんそんな感情。


柏木君から言われた“軽い女”という言葉が、鋭利な刃物のように私の胸に突き刺さり、今もそのままだ。


私は本当に軽い女、なのかな……


今まで、自分の事をそんな風に考えた事は一度もなかった。だから、柏木君から言われた瞬間はびっくりしたし、悔しかった。


でも……


私って、本当は軽い女なのかもしれない。淫らな女なのかも。

だって、もし柏木君が優しくしてくれてたら、彼が言ったように、彼に抱かれてもよかったかもと思ってしまう。


そう思ったら、顔がカーッと燃えるように熱くなり、枕に顔を押し付けた。


私、どうしちゃったんだろう……


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