恋だと気付かせないで
「な、頼む!
頼むよ、橋本。」
「わかったから、
そのサークルってなんなんだ?」
「テニス。」
「あぁ、いいよ。
俺も、もともと見に行くつもりだったし。」
俺たち二人は1日の講義がおわったあと、テニスコートのほうに向かった。
ツン、ツン
ツン、ツン
グイ!
「あぁ!もうなんなんだよ!」
「まだ、心の準備ができてないんやって。」
「はいはい。」
まったく。
おまえはどこの乙女だって!笑
許しちゃう俺も甘いんだろうけど。
「よし!行こか!」