恋だと気付かせないで
「「こんにちは!」」
「こんにちは。
君たちも見学に来たの?
「「はい!」」
「二人は経験者?」
「高校のときに二人ともやってました。」
「なら、ちょっとうってく?」
「すいません、俺は今日できる靴じゃないんで…」
「橋本、俺うってきてもええか?」
「あぁ、待ってるよ。」
「先輩お願いします。」
「おう!
じゃあ、見学する時はベンチのとこでよろしくね。
打つほうはこっち来て!」
俺は、見学だからベンチのほうへ行った。
あ、いた。
良太の一目惚れの相手。
