ありがとう

時計は夜中の3時半あたりを差していた。

川はみるみるうちに水位を増し、ついさっきまでいた陸地を一瞬にして飲み込んだ。

枝や土砂を巻き込みながら襲い来る茶色に染まった川は、どう猛な荒れ狂う獣のようだった。

ごうごうと物凄い音を立て、勢いは増し続けた。
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