アイシング、マイラブソング
「あったかい…ほっとする…」


「俺もだよ」


千架が自分の腕の中にいる、とても落ち着く。



―千架、ありがとう。



自分が千架をなぐさめるつもりが、逆に癒されてる。

自分の弱さを痛感する。

同時に、彼女の存在、自分を想ってくれること、いろんなことに感謝した。


互いの気持ちを再確認した一年記念日。


もう二度と疑ったりしない。

好き合ってるって信じてる。


僕は片想いの頃よりもずっと、千架が大事で愛してることに改めて気が付いた。
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