【長編】雨とチョコレート
「俺にかまわず、先に他のとこ決めちゃってください」
黒板を見る。
まだ、しのの名前はない。
俺のほかにも書いてないやついるじゃん、って言っても良かったけど、最悪なこと考えたら、やっぱりしのになんかあったら嫌だって思った。
やっぱり、ここは確実に行こうぜ、的な。
他のところはじゃんけんだアミダだ、なんだ、ってどんどん決めて行った。
続々と決まっていく。
綺麗にあまったのは、・・・クラス”委員長”と”副委員長”・・・・・。
そりゃ、あまるよな・・・・。
みんなやりたくないもんね・・・。
「はい、じゃぁ、さっき『余りものには福がある』って言ってた真山君、クラス委員長お願いしま~す」
「ちょ、ちょ、ちょ、待ってください!
なんで、俺が委員長なんですか!?」
「だって、名前書いてないの、真山君だけでしょ?」
おまえの目は節穴か!
なんで名前かいてないのが俺だけで空欄が2つも出るんだよ!!!!!!
「しの・・・・櫻さんも書いてません!
ここは公平にじゃんけんにすべきです!!!!」