【長編】雨とチョコレート
俺の意見を聞いたゆりぴょんはちらっとしの見た。

「櫻さんも書いてなかったの?だめじゃない、ちゃんと書かなくちゃ」


その言い方には少し棘があるように聞こえた。

昨日、しのに話を聞いたから、もしかしたら先入観かもしれないけど。


しのは、「すみません。ちょっと、ぼーっとしてました」を微笑んだ。



「じゃぁ、はい、じゃんけんでもなんでもして。委員長決めちゃって」



途端になげやりになるゆりぴょん。

いや、先入観による気のせいだ、きっと。



俺はしのとじゃんけんをして、勝った。

で、手を合わせて頼んだ。



「委員長やって!」



しのは「仕方ないなー」と笑ってくれて、俺はほっとした。


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