【長編】雨とチョコレート
委員会決めのLHRも無事に終わって、放課後になった。


クラス委員は今日決まった委員会の名簿を作って、生徒会に提出しなくちゃいけない。

それで残っていた。

もちろん、しのと2人で。


俺は嬉しくて、手に汗をかいてた。

同じ委員会になれたこともだけど、同じ委員会になったことでこうして2人で居残れるなんて。


昨日あんなこと言われたばっかりだったから、一緒に帰りは過ごせないと思ってたからこの喜びようはすさまじい。


「次、岬の判子取って」

「・・・」


俺は手書きの名簿を見ながら提出用紙に判子を押す係で、判子をとってくれるのはしのに任せた。

けど、始終、彼女は黙ったままで。




――困った・・・。

沈黙が怖い・・・。


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