【長編】雨とチョコレート
「エスパー・・・?」
「そうそう。私、読めるのよ、心が・・・・ってアホか!」
なんてノリツッコミだ。
あまりのこなれたノリツッコミにも俺は反応できないほどびくびくしてる。
けど、こういうノリの軽さが、生徒に好かれる一因だろうなって思う。
「幼馴染なんだっけ? その辺から探って言ってみただけなんだけどねー」
「なんでそこまで知ってるんすか?」
「いろいろ聞いてンのよね、彼に。
あ、彼って私の未来の旦那様よ?」
うん・・・?
「先生、俺、話がまったく読めないんですけど」
「真山君、もうちょっと頭使いなさいよー!
キミ、頭いいんだからさぁ」
呆れ半分、笑い半分って感じで言われた。
「私の未来の旦那様が、櫻さんのお母さんの弟さんなの」