神宮姫伝


「…逃げてる?違う!なにも知らない
奴が言うな!あたしは…あたしはっ!」

そこまで言うといきなり視界が
真っ暗になった。

理解するにはそう時間はかからなかった
あたしは昴に抱き締められていた。

「…何をする!離「落ち着け。」

昴に言葉を遮られてやっと
自分が我を忘れたていたことに気づいた。



< 86 / 138 >

この作品をシェア

pagetop