シンデレラと魔法使い
「本当によかった!」
王子は子どものように喜んでいた。
(可愛い…)
すると、はっとしたように王子が真顔に戻った。
「僕としたことが…すいません」
少し照れたように謝る。
「可愛かったですよ。」
私がからかい口調でいうと、王子が赤面した。
(赤面王子!!)
恥ずかしかったのだろう、王子は紅茶を飲むと話をかえた。
王子とのお茶会はとても楽しかった。
ただ、罪悪感をかんじるのはなぜだろう。
そろそろ帰りましょうか、という王子の言葉で帰る準備をする。
「アンヌさん、帰る前によりたいところがあるのですがいいですか?」
「はい!」
それから王子に手をひかれやってきたのは海だった。
レオと一緒に行った海。
「ここ…」
「知ってるんですか?」
「まあ……」
ここに来るとあのときのことを思い出してしまう。
ここでもらったネックレスは私の胸元でゆれたままだ。
「前に国の視察でこの近くに行ったときみつけたんですよ。僕の穴場スポットです。」
その言葉と笑顔に、私はレオのことを思い出してしまった。
「…そうなんですか!」
「はい!……アンヌさん」
さっきまでの笑顔はもうなく、王子は今までに見たことないほどの真剣な表情をしていた。
その表情に私の背筋ものびる。
「なんですか?」
「アンヌさん。」
もう一度、名前を呼ばれる。
「僕と…結婚してください。」
王子は子どものように喜んでいた。
(可愛い…)
すると、はっとしたように王子が真顔に戻った。
「僕としたことが…すいません」
少し照れたように謝る。
「可愛かったですよ。」
私がからかい口調でいうと、王子が赤面した。
(赤面王子!!)
恥ずかしかったのだろう、王子は紅茶を飲むと話をかえた。
王子とのお茶会はとても楽しかった。
ただ、罪悪感をかんじるのはなぜだろう。
そろそろ帰りましょうか、という王子の言葉で帰る準備をする。
「アンヌさん、帰る前によりたいところがあるのですがいいですか?」
「はい!」
それから王子に手をひかれやってきたのは海だった。
レオと一緒に行った海。
「ここ…」
「知ってるんですか?」
「まあ……」
ここに来るとあのときのことを思い出してしまう。
ここでもらったネックレスは私の胸元でゆれたままだ。
「前に国の視察でこの近くに行ったときみつけたんですよ。僕の穴場スポットです。」
その言葉と笑顔に、私はレオのことを思い出してしまった。
「…そうなんですか!」
「はい!……アンヌさん」
さっきまでの笑顔はもうなく、王子は今までに見たことないほどの真剣な表情をしていた。
その表情に私の背筋ものびる。
「なんですか?」
「アンヌさん。」
もう一度、名前を呼ばれる。
「僕と…結婚してください。」