小説家橘夢子と5人のイタズラ王子
駅前の本屋は唯一私の癒しの場。





広い店内、二回は図書室で、好きなだけ本が読めるのがいい。





窓側の席に座り、外を眺めた。





あれは亮太?





一緒にいるのは、金髪やら、オウムみたいに髪を染めた男たち。





亮太学校は?





亮太何してるの?





まさか拉致?





私はそのまま本屋を飛びだした。





亮太が危ないと思った。





男たちに気づかれないように、尾行した。





路地に入ると、停めてあるバイクに男たちは乗り、亮太は金髪男の後ろに跨がった。





不味い、逃げられる。





私はタクシーに乗り、尾行を続けた。





亮太助けなきゃ、その思いだけで必死だった。





バイクが止まったのは、倉庫みたいな場所。








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