サイレント
『そうか。奴が連れて来た者なんだろう?お前は、そいつになにを感じた?』

男の言葉が電話から聞こえてきた。

「…何も。」

『何もだと?』

「ただの子供にしか感じませんでした。ただ…。」


『ただ…なんだ?』

「殺気だけは凄いものがありました。体の表面には、それを感じませんでしたが、体の奥。…中心には、信じられない程の殺気を、感じました。」

『ほう…。』

「あの殺気はだめです。殺気はある境界線を越えると、凄い力へと変わります。なので、もし奴らを差し向ける際は、気を付けるように。」

『分かった。お前は監視を続けてくれ。その村も明日には壊滅させる。』

「はい。では…。」

ピッ

神父は電話を切る。

「電話をする際は、周りへのマナーを忘れずに!」

「誰だ!」







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