サイレント
ユウキは爺さんの言葉を思い出す。

“ユウキ。お主はここで待っておれ。”

まぁ、少しの時間ならいいかな。

『OK。行ってやるよ。』


「付いて来な。」

カイは表通りから、裏路地の入り口まで、歩いて行く。


「…そういえば、お前の名前なに?」

カイが足を止め、振り返り聞いた。


『俺の名前は、ユウキ。』

一瞬だが、カイの顔から笑顔が消えた。

「…ユウキ、俺の店、この裏道を行けばすぐだから。」

そう言って、カイは裏路地に入った。

『おい、待ってくれよ。』


ユウキは、カイを追いかけた。






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