サイレント
『あんた誰?』


「もっともな質問だな。」


『もっともな質問で悪かったな。』


「怒るなって。俺は、カイ。」


『名字は?』

カイの顔が一気に暗くなる。

「…イヌ。」

『はっ?』

「俺の名は、カイ。カイ・イヌだ!」

カイが1歩前に足をだした。

そして親指を突き出し、

『プププ。かっ飼い犬って…。』

手で口を抑えても、声が漏れる。

「飼い犬って言うな!カイ・イヌだ。ちゃんと区切れよ!」

『分かったわかった。で、飼い犬は何の用?』

「分かってねぇじゃん!…なぁに、ちょっとヒマそうにしてたから、誘っただけさ。」





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