もっと早く‥
帰ってくると夏音の姿がない。






俺はテーブルの上のものに気付いた。






それの横にメモ。





“幸くんへ


誕生日おめでとう。



今日は帰るね‥。



またね。




夏音”





「っ…。」





自分の誕生日忘れてた。





そっか。今日俺の誕生日だ‥。





ごめん夏音‥。





俺何やってんだ‥。






俺は自分に腹が立った。
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