秘密のMelo♪y⑥*イギリス編*

「どうしよう…そうなったらどうしよう。まおのかっくんなのにとられちゃうかも」


「別に誰もとらないんじゃない」


「ううんそんなことないわ。だってそこいらへんのすうぱああいどるやはりうっどすたあなんかよりもよっぽどかっこいいのよ(主観)」


「スーパーアイドルやハリウッドスターはそこらへんにはいねぇよ」


ううん…きっといる。

パッと右向いたらすうぱああいどるその一がいて、後ろを振り返ったらはりうっどすたあその一がいるんだわ。

そしてダダダッと駆けだしたらその先にはすうぱああいどるその二がいて…。


「結局なにが言いたいんだお前はΣ」


「要するに暇!!」


「……」


「……」


分かる!?

このあたしが! もう一時間も退屈に耐えてるの!

退屈がこの世でおよそ一番に嫌いなこのあたしが!


「およそて…」


もう無理なの! 分かる!?


「じゃあ寝てれば? また気が付いたら着いてんじゃねぇの」


「もったいないし…」


「なにが」


「だってせっかくだありんと二人きり❤」


……ん?


「……なにをなさっているのだありん」


「いや…かわいそうにと思って」


それは…我が子かね?

わたしのお腹を撫でながら言うということは、我が子がかわいそうとね?


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