堕ちても君と
「アレン様は私たち悪魔の中で最も高等なお方、魔界の王でいらっしゃる。お前が気安く話しかけて良い相手では無い。」





私に向けられた冷たい瞳。






だけど、アレンに対する愛で満ちている。






(あぁ、こんなにもアレン様は愛されているのに…)






なのに、どこが似ていると言うの?






「分かってます。」







ただ、あの方の暖かさに甘えてしまっただけ。
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