王子様たちのお姫様!?
電車に乗るといつもどおり結希がいた。



「おはよう晴夜華!!って誰だっ!?佐藤くんじゃない男!?」



案の定、拓海を見て驚いた。



「おはよっ!!幼なじみなんだ。南野高に転校するんだって!!」



結希は、拓海を下から上まで見ると



「イケメンだね!!よろしくねっ!!」



って初っぱなからイケメン呼ばわり!?



さすが結希だなぁ



「よろしく。伊藤拓海です。同じクラスかな??」



拓海は、全く動揺もせずに受け流した。



もう、2人ともさすがだよ…。



「1組だよー。伊藤くんも??」



もう馴染んできてるし…。


「あ、一緒だ。」



なんか2人で話し初めてちゃったし…。



チラッと周りを見回したらある人が目に入った。



山下先生??



「ねぇ、結希??あれ山下先生じゃない??」



結希に向かって言うと



「どこどこっ!?」



って飛びかかってくる勢いできた。



びっくりしたなぁ。



「あそこだよ。」



と指を指すと山下先生らしき人物がこっちに振り向いた。
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