名前も忘れてしまった




「………」



はぁ…。



閉まっとこうと思ったのに。



傷付くだけなのに。



でももう膨れ上がってどうにも出来ない。



自分じゃ、抑えられない。



もう……しまうのはやめよう。



自分の心に素直にならなきゃ……!!



自分を好きにならなきゃ。



傷付くのを恐れるのは、もうやめよう。



傷付いたとしても



受け入れなくては……



私……木下くんが




「……好きです。」



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