とりあえず王道に現実主義者を混ぜてみよう
後ろを振り向く。
「……」
誰だと言われても…
アナタこそ、どちらさん?
居たのは、何処にでもいそうな平凡な顔、標準的な身長の男子。
ただ、耳についた沢山のピアスと
「……変な色」
「変じゃねえし!!」
本人曰く変じゃないらしい、奇抜な紫色の髪。
いやいや、変だわ。ないわ。マジで。
なんで紫色をチョイスしたのか甚だ疑問だわ。
「まあ、好みは人それぞれですからね。人の趣味や嗜好を否定はしませんよ。ただ、変だな、と」
「…お前の言葉、刺さるな」
そりゃ、敢えて傷つくような言い方をしたから。
私は優しくないしね。
その髪色だって個性だよね!素敵だよ!
とかマジで死んでも言えない。
鳥肌がたつ。
やー、個性も行き過ぎたら迷惑になるのよ。うん。
「んだよ…、イケてるだろ?この髪色」
「いえ全く。貴方の頭は逝けてますがね」
「……」