とりあえず王道に現実主義者を混ぜてみよう



後ろを振り向く。


「……」


誰だと言われても…

アナタこそ、どちらさん?


居たのは、何処にでもいそうな平凡な顔、標準的な身長の男子。

ただ、耳についた沢山のピアスと


「……変な色」

「変じゃねえし!!」


本人曰く変じゃないらしい、奇抜な紫色の髪。

いやいや、変だわ。ないわ。マジで。


なんで紫色をチョイスしたのか甚だ疑問だわ。


「まあ、好みは人それぞれですからね。人の趣味や嗜好を否定はしませんよ。ただ、変だな、と」

「…お前の言葉、刺さるな」


そりゃ、敢えて傷つくような言い方をしたから。

私は優しくないしね。

その髪色だって個性だよね!素敵だよ!

とかマジで死んでも言えない。
鳥肌がたつ。

やー、個性も行き過ぎたら迷惑になるのよ。うん。


「んだよ…、イケてるだろ?この髪色」

「いえ全く。貴方の頭は逝けてますがね」

「……」



< 27 / 49 >

この作品をシェア

pagetop