臆病になった私。
臆病になった私。

┣お話。

「あの…滝澤さん!今日の昼休みに屋上に来てください!」

「ん、いいよ?」

「ありがとう。じゃぁ、また。」

走り去る石見くん。
嫌な予感がヒシヒシと感じられる。

「美羽~、今、石見くんに呼び出されてたねぇ?」

「歩美…なにニヤついてんのよ?気持ち悪い。」

ニヤニヤと依ってきたのは歩美(あゆみ)、私の友達だ。

「気持ち悪いとは失礼な!…告白されるんぢゃない?」

「そんなわけないよ!」

「そうかな?楽しみだなぁ。後で、報告しなさいよ。」

「はいはい。」
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