誠-変わらぬ想いの果て-
「化けたな」
「あぁ」
『奏(ちゃん)!!』
沖田と珠樹にも抱きつかれ、前も後ろも右も苦しい。
澪ちゃんが面白そうだと思ったのか、左にぎゅっと抱きついてきた。
一体どうしろと。
「土方さん、澪ちゃんを。エリオル、エリオール!!」
「お前、ここにいたのか」
間を置かずして現れたエリオルにミエを引き取ってもらった。
澪ちゃんも土方によって離され、宙ぶらりんだ。
「奏ちゃん、すっごく綺麗だね?」
「はいはい。ありがとうございます」
「ねぇ奏。ヤバいよ、その格好」
「この格好をさせるように画策したのはどこのどなた方でしたっけーぇ?」
奏の姿を隠すようにしていた二人の視線がふいっと避けられた。
「おや?雷焔君、音無君はどこに行ったんだい?」
井上が響の姿がないことに気づき、辺りを見回したが、やはりいない。