金髪王子2
「だって、他にもっとかわいい子たくさんいるし、スタイルだって、私よりいい子いっぱいいるし」
私がそう言うと、大輔くんは、そっと私の肩を抱き寄せた。
「その質問って、前にも聞かれなかったっけ?」
「え、そうだっけ?
でも、不安になるんだもん。
私、こんなに幸せでいいのかなって。
それに、私、ホントに自分に自信なくて……」
私の言葉を聞くと、大輔くんはフッと笑った。
「俺だって、自分に自信なんかないよ」
「えぇーっ? 大輔くんはカッコイイし、成績もいいし、剣道だってうまいし、人気者だし、うんと自信持っていいよ」