金髪王子2
目の前にある、大輔くんの顔を見あげると、
長いまつげが、薄茶色の目に小さな影を作ってる。
大輔くんの表情、すごく色っぽくて、息ができなくなりそう……。
すると、私の左の頬を、大輔くんの大きな手のひらが包んだ。
「そんな目で見つめられたら、帰れなくなる」
「えっ、そんな……」
やだぁ!
私、どんな顔して大輔くんを見てたんだろう?
恥ずかしくなって、思わず目を伏せると、大輔くんの手が、私の顔を持ち上げて、またキスを落としてきた。