金髪王子2

私がそう言うと、綾音は深くため息をつく。


「まったく、あんたって子は……。
しょうがないわね、じゃぁ、わたしも一緒に行くわ」


「えっ、ホントに?
うれしい!」


綾音が一緒なら、私も心強い。


大学なんて今まで一度も行ったことないし、ひとりで行くのは、ちょっと不安だったんだよね。


「じゃぁ、綾音はいつがいい?
先輩は、金曜か月曜って言ってきてるけど」


「じゃぁ、月曜にしておいて。
月曜の方が部活休みやすいから」


「わかった!」

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