金髪王子2

私はすぐに、綾音も一緒に行くことと、月曜がいいことを、村上先輩に返信した。


すると。


「わっ、もう返事きた!」


送ったと思ったら、すぐに返信が届いて、びっくり。


そして、その内容を見て、私は固まった。


『えー、菊地も来るの?
明日香ひとりの方がいいんだけど。
まぁ、菊地もうち受けるんなら、しかたないか。
待ち合わせは、月曜日、正門に4時半な』



えーっと、これは……。


フリーズした私の手から、綾音がケータイを奪う。


メールを見た綾音は、ほらね、といわんばかりの顔で、私の目をのぞきこんできた。

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