金髪王子2
「ありがとうございます」
私がホッとしていると、高部先生は席を立って、大輔くんの肩に手をかける。
「おい、これからはちゃんと首に縄つけとけよ。
じゃなきゃ、もうちょっと男ってもんを、きっちり教えてやれ」
うぅっ、それって、私のことだよね?
ひどいよ、高部先生……。
唇をとがらせて高部先生を見あげると、大輔くんが反論してくれた。
「栞は悪くないよ。
栞から目を離してた俺が悪いんだ。
これからは、もうひとりで他の男のとこになんか行かせないから」
……えっ!?