[短編] 空への手紙





「お散歩、行こうか。」




空をそっとカーペットに座らせて、ベビーカーを用意した。



オムツやおもちゃをバックに入れて、空にはお気に入りの帽子をかぶせる。




「っまっま…!」




嬉しそうに言葉を発する空。




「よしっ。行こう!」




玄関を開けると、春の優しい風が吹き始めていた。


















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