今日も今日とて僕は僕をコロシます


「本当は、昨日に生死の境――“死ぬということ”と“死にある恐怖”を体験してもらうわけだったが、少し予定が変わってな。

お前なら、ギリギリの立つ瀬にヨウカを追い詰めてくれると思った」


「質問に答えてくださいよ」


先生の話は回りくどいながらも、きちんと答えてはくれる。小狐丸を鞘に納めて、更に聞いた。


「僕を呼んだのは、なぜです?あの子を本当に殺すかもしれない、この僕を」


「お前に、ヨウカは殺せないと確信していたからだ」


「安易すぎませんか。思慮深い先生らしくもない。確かに結果的には殺しませんでしたが、可能性としては充分にあった。

いくら僕が“死んでも構わない奴”しか狙わないとしても、“今日は違う”だなんて時もある。

現在進行形だろうが、元だろうが、あの子が死にたいと願ったのは“本物”だ。僕が殺す動機は、きちんとある」


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