今日も今日とて僕は僕をコロシます
どの牛肉を切ろうとも感触が同じなように。
牛一頭一頭に個体識別がされているだろうが、食卓に並ぶ牛肉は毎度、別の感触を生むわけではない。
上塗り作戦。かっこよさそうだと作戦をつけたが、文にすると幼稚だな。
ともあれ、僕がやっているのはいたく合理的であり、残虐的であり、非合法的であった。
合理的なのに非合法的とは意味が違うか、んん、文系を名乗るのやめるか。
「なるほどな。ああ、本当に感情をどこかに捨ててきたんだな」
「やだなぁ、感情が捨てられたなら、上塗りしようとは思いませんよ。苦しみという感情があるから逃げているんですから」