100回目の告白



みんな嫌い。
嫌い嫌い嫌い大嫌いよ…!


「……でも…」


あたしはポツリと言った。


「……それでも…玲を嫌いになれない…自分が一番嫌い……」



同時にぼたぼたと涙が落ちていった。



「………凜……!」



玲は苦しそうにあたしを呼ぶ。



…そんな顔しないで。
あたしとあなたは敵。



苦しいのは、あたし。
つらいのは、あたし。
玲じゃないよ。



逃げたくせに、あたしから、華恋家から逃げたくせに。
そんな顔しないで。
あたしのために泣かないで。




はじめてあったときみたいな…
あんなふうに笑ってよ。
そしたらあたしはあなたを嫌える。




なのに…
そんな顔されたら…
あたしはあなたを嫌えなくなる…
二度と、離せなくなる…





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