100回目の告白




「たまたまなんてありえない…だってあたしはお母さんにあいにいったんだよ?」
「うん」
「……どうして玲がお母さんの会社にいたの……?」
「……! …それは…僕はあそこの会社のバイトだから…」



玲はあわてて言った。



「…そう…じゃあわざわざ専属執事をやめてまであたしから離れたのに…どうしてあたしを解放するの?誰かに、命令されたんじゃないの?専属執事をやめろって…言われたんじゃないの?解放しろって…言われたんでしょ…!?」



あたしはキッと玲を睨み付けた。
命令する、お母さんも。
従う、玲も。
許せなかったんだ。




「……凜……」
「呼ばないで!」
「…………」
「アンタもどうせ…お母さんの味方なんでしょう…!?」



いつも、いつもお金や権力で流されていってしまうんだ。



「……………」
「何でなにも言わないの!?」
「…………………」
「…………玲のばか!大嫌いよ!!」



あたしは泣きじゃくりながら言った。





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