100回目の告白



「いっぱい買ったね~!」
「そうだね」


あたしと玲は近くのカフェに入り、あたしはオレンジジュース、玲はコーヒーを飲みながら言った。
たまに出掛けたときくらい、普段飲めないオレンジジュースを飲みたい。


「さて…と」


コーヒーのカップをカチャと置いて玲は手を差し出した。


「なにこれ?」


玲が握っているのは小さなきんちゃくぶくろ。
スルスルとリボンをほどくと、綺麗なブレスレットが出てきた。


「可愛いブレス!どうしたの?」
「凛にあげる」
「ほんとに!?ありがとう♪」


あたしは一生懸命ブレスレットをつけようとしたがなかなかうまくいかない。
すると玲がクスクス笑いながら貸して、と言った。


「はい、出来たよ」
「ありがとう♪」


うんうん、可愛い。


「凛?」
「ん?」


あたしはブレスレットを見入ったまま答える。


「俺、凛が人を信じれないのわかってるつもりだよ。それでも…」
「……………」

え………?

「それでも凛が好き」
「…………え……?」
「凛は俺のことどう思ってんの?」




突然の告白。
あたしは…玲を…


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