100回目の告白
次の瞬間あたしのからだは前のめりになり、あたしの左手は玲の右手に繋がれていた。
「凛、このお店入ろうよ」
「ちょっと玲…!恥ずかしいよ…!」
あたしが言うと、玲はお店のなかに入るとしぶしぶ手をはなしてくれた。
だけどお店をでて、移動するとき、つまりお店のなか以外では手をつないでいた。
「凛!おいで」
あるお店で真剣に洋服を真剣にみていると、玲があたしをよんだ。
「何よ?玲」
「これ!」
玲が差し出したのは真っ白なワンピースだった。
「凛はいままでの派手な服も、短いスカートも胸元があいた服も似合うけど、こういう清楚な服も似合うよ!」
これも、これも。そう言っていくつかの服を渡され、試着室に追いやられちゃったあたし。
あたしはしょうがなくそれらの服を身に付け、試着室の扉をあけた。
「うん、やっぱり似合う♪」
「……そ? ありがとう♪」
真っ白なワンピースを着てくるっと一回転してみせた。
あたしはレジに行き、お金を払ってお店をでた。