Love&CocktailⅡ
「あぁ、そっか。確か今日“Bar noa”さんがバーベースに立つんだっけ?」
「そうなんだよ。アユミこそどうしたんだ?」
「あたしは今日のパーティーの取締役に当たってるからいるのよ。会場の下見に来てるの」
上田さんはチラッとあたしを見た。
「あ、こんにちは…」
あたしはペコッと頭を下げた。
上田さんは優人さんと同い年。
だからあたしとは6個離れてる。
宇野くんとは…7個離れてるのかな。
「お久しぶりね。元気だった?」
「はい。おかげさまで…」
上田さんは信じられないくらい優しい口調だった。
変わったんだなぁ。
きっと宇野くんのおかげだね。