奇怪な面々が『だるまさんが転んだ』をやりました
一抹の不安を感じつつ。

「だーるーまーさんがーこーろーん…」

顔を門柱の所で伏せ。

「だっ」

同時に振り向く。

距離は残り3メートル。

「……」

龍娘は明らかに、『ガチでやってやんよゴルァアア!』という顔になっている。

「せ、先生…」

震える声で、思わず話しかける龍太郎。

「何だ」

「怒ってる?」

「何故だ」

無表情のまま、龍娘は龍太郎を見据える。

「いたって私は冷静沈着だ」

(ゼッテー違うしっっっっっ!)

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