奇怪な面々が『だるまさんが転んだ』をやりました
突然声をかけられ。

『はうっ!』

城山 小夜(しろやま さよ)はびっくりしたような顔をする。

慌てて身を隠そうとするものの、ちょうど歩いている場所は校庭のど真ん中。

隠れる場所などどこにもない。

どうしていいか分からず、石像よろしくその場で身を硬くしてしまう。

「丹下が心配だったのだろう?後をコソコソ尾行せずに、そばにいてやればいいものを」

微笑ましい小夜の行動に笑みを浮かべる龍娘。

「へぇ…小夜ちゃんは龍太郎の事が好きなの?」

『あうっ…あのっ…そのっ…………はい…』

龍太郎に聞こえない程度の小声でアリスカに訊かれ、小夜は湯気が立ち昇りそうなほどに顔を赤くした。

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