僕の鏡
部屋になにもないように見えたがよくみると奥に大きな鏡があった。


その鏡を見ているとなにかに吸い込まれそうに思えた。瞬間鏡が光りだした。



ぼくはその鏡を見て驚いた映っているのぼく自信であった。それも10年後の姿であった。


『今日のプレゼンはよかったよ中村君』


『ありがとうございます。』




鏡のなかのやりとりを数時間見る限りぼくは一流企業に入社して出世コースに乗ったらしい。


高校時代や大学時代の自分は見えないのかと思った瞬間。。


目が覚めた。



『正太、早く起きなさい』


母親の声で起きて机に散らばった参考書を本棚に戻してから


階段をおりて、食卓に向かった。


椅子に座ると母親が怒ったようにぼくにいった。





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