愛して。【完】





あたしが言った言葉に、赤髪くんは顔を真っ赤にして口をパクパクさせている。




「言っとくけど。あたし、今言ったことが間違いだとも思わないから」




そう付け加えて、蓮、と言って蓮に場を受け渡した。


そんなあたしに蓮は、言ってくれんなぁ、と少し笑った。




「…と、まぁこんな奴だ……お前らが反対するのはわかってる。


だから、俺は猶予期間を設けることにしようと思う。





期限は今から5月が終わるまでだ。だから約…2週間。


それまで、こいつをちゃんと見てみろ。わかったな」




「俺等が…認めなかったら、どうするんですか?」




赤髪くんがそう言うと、蓮は余裕そうに笑って言った。




「そんときは、そんときだ」




その後に、「今日の話はこれだけだ。いきなり収集かけて悪かったな。解散」と付け加えて、あたしを引っ張って部屋へと入って行った。







< 94 / 404 >

この作品をシェア

pagetop