レジェンドは夢のあとに【8/18完結】
「…頑張らなきゃ」
自分に向かって、呟く。
――強制されて、ここにいるわけじゃない。
踏み台にしてやりたいと思っていたのも否めないけど、なんだかんだと理由をつけてでも、ここにいるのを選んだのはあたしだから。
認められたい。
林田さんは、芸能界なんてちっともキラキラした世界じゃないって言ってた。
確かにそう思う部分もある。
…でも、それをキラキラさせることだって、できると思うから。
あたしには、あたしにできることをやるだけ。
月が眩しいから、少し顔をそむけて。
ソファーに収まるように体を曲げて、眠りに落ちた。