レジェンドは夢のあとに【8/18完結】
「気持ちの持ちようで、誰だって、アイドルになれるんですよね」
林田さんははぁとため息をついて、両手を上げた。
「お前のポジティブさにはお手上げだ」
「うるさいですよ!…それより」
あたしは、この不思議なオジサンをしみじみと眺めた。
――この人は。
なんというか、怪物みたいなお人だ。
「林田さんは…一体何をどこまで分かってたんですか?」
「さーねぇ。何も」
――ではここで、labyrinthより重大発表があります!
間に合ったようだ。
しょーごさんの声を耳にしながら、林田さんはいつもの、あのハードボイルドな笑みを浮かべる。
あたしは、きっと睨み付ける。
「さぁねじゃないですよ!おかげであたし、大変だったんですから」
「悪かった悪かった。でも」
――俺たちlabyrinthは、今日をもって解散します!
「俺の目は正しかったんだってことだな」