レジェンドは夢のあとに【8/18完結】
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「つまり、あなたの意見が採用されたわけだ」
「そうなの!」
バイト先のカフェで、あたしはすっかり興奮しながら話を進めていた。
本当は極秘の情報だから、たまに思い出したように声を潜める。
休憩室だし、お客さん全然いないし、大丈夫なはず。
あまり広くない休憩室の中、テーブルを挟んで唯一の親友美沙子(みさこ)と向かい合う。
当の本人であるあたしが興奮してるにもかかわらず、話を聞いた美沙子は極めて冷静な態度を見せた。
まっすぐの黒髪ストレート(バイトのときはお団子にしている)に切れ長の一重というクールな見た目にそのまんま、彼女は本当にクールな性格だ。
世界沈没を目の前にしたって動じないような、そんな気がする。
「まぁいいけど」