勇者がいた33日間(お休み)
…むっむかつく~…!!
そして、女子はすぐに安藤君に目を戻した。
「ほら、安藤君!
時間ないんだから行くよ?」
「はっ、はい!」
「えっ、ちょっとまっ…」
女子は安藤君の予想外の行動に戸惑いまくり。
ふふ~ん♪
ざまーみろ
安藤君に構ってもらえない女子を見て、僕の気分は上々。
僕らしくないけど、だってあの態度はね…。
「あっ、そうだ。」
安藤君は足を止め、女子の方に戻っていく。
女子の表情はだんだん明るくなっていくけど、
「これ、君も書いてね♪
書いたら2組に持ってって
くれればいいから。
黒田君行くよ!」
女子の表情は一気に崩れていった。
安藤君と僕は、女子を1人ポツンと残し、さっさと売店へ向かった。